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六星竜一(金田一少年の事件簿)【悪役図鑑】

逃げ場はない…?
本当にそんなふうに思っているのかい?
オレを甘く見てんじゃねぇか?

名探偵のボーヤ!!

出典:金田一少年の事件簿

登場作品:金田一少年の事件簿
分類:犯人
職業:高校教師のフリをした殺人マシン「七人目のミイラ」
立ち位置:異人館村殺人事件の犯人
悪人度:A
カッコよさ:A
強敵度:A
存在感:B
作品貢献度:C
演:東根作寿英(ドラマ版)

事件と、あらまし

未だに漫画やアニメをやっている推理漫画「金田一少年の事件簿」。元々あのコナンでさえこの作品の模倣だったといわれているのだが、金田一耕助の作者の横溝正史の遺族から「勝手に金田一耕助の孫という設定を使った」と訴えられたり、トリックのパクリで訴えられたり(実は今回語る事件が訴えられた)と作風同様薄暗い(最近はそうでもないようだが)部分のある作品である。

だが、私はこの作品嫌いではない。最近のは見てないのだが、何せ犯人が魅力あるやつばかりだからだ。正直、私的には毎回犯人が何をどうしでかすか、犯人が金田一に追い詰められた際にはどう対処するかを楽しみに読んでいた。
言ってしまえば、金田一や明智よりも犯人を応援しながら読んでいたと言ってもいい
そんな犯人達の中で私が一番好きなのが今回語る六星竜一《ろくせいりゅういち》である。

六星竜一は事件としては2作目に登場する。だが結果として8人殺害1人殺人教唆という、後の金田一のライバル高遠遙一(ちなみに私、こいつは嫌い)に匹敵する殺害人数を誇る犯人である。
唯一残念な点は単独犯ではないという部分だが、その点すらも彼の演技力や殺人への執念、後の展開を考えるとあまり気にならない。

彼の母親、六星詩織は元々青森県の六角村にある教会で牧師夫婦と他の五人の孤児(みんな女性)と8人で暮らしていた。そして村には他に6つの異人館があり、その中のひとつ風見鶏の館の主の風祭と将来を誓いあっていた
だが、この村の異人館の主と教会の牧師夫婦は不法な大麻の栽培で巨万の富を得ていたのだが、牧師夫婦がそれに反対しだし、警察沙汰になりかねない事を恐れた館の主達は牧師夫婦を射殺。加えて教会に閉じ込めた6人の娘達を教会に火を放って焼き殺してしまう
ただ1人。詩織のみが風祭が隙を見て助けた事で生き延びるが、彼女はこの村に復讐を誓い、風祭との間に出来た息子を殺人鬼として育てた

六星竜一は母親と極貧の生活を送る(詩織は戸籍上死んだ事になっており、ろくな仕事に就けなかった)中、毎日のように「おまえは母さんの代わりにあいつらに復讐するんだよ。おまえはあいつらを殺すために生まれてきたんだから」と言われ続け、最終的に母親の最後の仕上げとして母親を殺害。おそらくこれがトドメとなり、亡き母親の思惑通りに殺人マシンとなった。

設定だけ見ると、母親の洗脳教育・・・・・つまりは周りの大人の都合で自分の人生を歩めず、殺人マシンとしての人生だけ許された可哀想な犯人だ。だが、作中どちらかといえば六星竜一に同情的な意見はない。異常な殺人鬼としか思われていない。
殺人犯なので当然といえば当然なのだが、彼の歩んできた人生とその背景を考えれば、誰かひとりくらいは憐れんでも良さそうなものだ。
しかしやはり殺害方法が異常に残酷なうえにトリックに恋人を利用したうえで殺害したという流れから彼が名乗る通り「人の心を持たない殺人マシン」にしか映らないのだろう。上述のトリックのパクリがなかったとしても、この事件はあまりに残酷で痛々しい場面が多いのでいずれにしろアニメ化は無理だったのではないかと一部では言われているほどだ。

そして何より、やはり彼の暴れっぷりがそんな同情的な背景をも薄めてしまう。
彼の殺害方法は基本的には刺殺または絞殺し、その後に遺体を欠損(つまり一部を切断)させるという残酷なもの。なのだが、ただ残酷なだけではなく彼自身の戦闘力も非常に高く、警察官に取り囲まれかけた際にはそれらを一蹴したうえに綺麗な流れで人質をとり、猟銃を用いて最後のターゲットを殺害して逃亡するという他事件では見られないような荒業を披露した。
そもそもトリック云々というよりかは六星の凄まじい戦闘力と実行力によってこの事件は動いているようなものだったと言っていい。

犯人としてはターゲットにした人物を半ば強引に全員殺害する事に成功している事から、同情的な背景云々よりも「すごい強い犯人」の印象が強くなってしまうのである。

出典:金田一少年の事件簿

気弱な高校教師…!否、殺害人数8人!危険度S!!

あらすじを交えながら書いていくが彼はこの事件中、殆ど「小田切進《おだぎりすすむ》」と名乗っている。そもそも事件の始まりが高校教師の小田切進と生徒の時田若葉がラブホから出てくる様子が撮影されてしまい、それが学校に貼り出されたから騒ぎになった事だ。

それが当たり前ながら問題となり、最終的に若葉は出身地である六角村に戻り、婚約者と結婚する事になってしまう。そこに金田一少年と幼なじみの美雪、そして小田切進こと六星竜一が赴く。この頃には勿論、小田切進=六星竜一とは知られていない。実は本物の小田切進は六星が時田若葉に近づく為に殺されており、六星は若葉の学校に赴任予定だった小田切進に成り代わっていたのだ。つまり六星は気弱な高校教師を演じながら潜伏していたわけである。
冒頭で本物の小田切の白骨死体が出てくるが、無論最初にそれを予想し、六星が偽教師だと推理するのは難しいだろう(ちなみに本物の小田切進はこの白骨死体の姿1コマのみしか登場しない。かなり可哀想な被害者だ)。
復讐の為には無関係な人間も殺し、しかも手早く女をおとす・・・・・金田一の推理の中で数コマで暴かれる事だが、これだけでも六星の執念と異常性が分かり、好きなシーンだ。

村に着いた彼は「七人目のミイラ」と名乗り(金田一少年の事件簿は名探偵コナンと違い、犯人がいわゆる怪人名を名乗る)、六星一家惨殺に携わった館の主達を次々と殺害。死体の足や頭等を切り取って持ち去るという異常殺人鬼の存在をクローズドサークルでもない上に警察が警備してる村で演出した。しかも殺害方法は単純にナイフとかで殺しているだけ。彼が肉体派犯人といわれる所以だろうか。
なお、死体の一部を切り取っているのは村の異人館に安置してあるミイラの欠損している部位を持ち去るという演出。なのだが、わざと館のミイラの欠損部位と対応していない部位を持ち去る事でトリックを仕掛ける等頭もキレる事を見せつけた。

ちなみに彼は後の高遠遙一のように殺人に芸術性を感じているらしく、金田一に犯人とバレなければ最後まで芸術的に殺人をこなせたと語っている。
だが、高遠が主に「トリック」に芸術性や怪奇性を追求している傾向があるのに対し、六星は「現場の装飾や死体の設置の仕方」等に拘っている節があるようだ。
この狂気性がまた、悪役好きにはたまらない。

金田一少年は今でこそ犯人が死ぬ事件は少ないが、初期の作品では大体死んでいた。だが、自殺するケースが大半だった。
この六星の場合は先述の通り犯人バレしたのに警察を相手に格闘で無双して最後のターゲットを殺した後、大麻畑に火をつける際の戦闘で更にもう1人を射殺(返り討ち)。金田一も死にかけるが、六星の実父風祭が六星を射殺する事で六星の出番を終わらせた。第三者に殺されるというケースは少なく、そうでもしないと止められなかった六星はかなりの強敵だったと言えるだろう。
というかこの一連の流れはまさにクライマックス的な演出と六星が強大なボスキャラの要素を備えた存在である事から非常に物語に引き込まれる。

そもそも義務教育すら受けてなさそうなのに高校教師になりきっていた点で頭も良い。前述した肉体派である事も合わせると最強候補に上がるのも納得だ。
彼はターゲット自体が本物の小田切進も含めると八人と多く(他の犯人は大抵三人〜五人くらい)、乗り越えなければならない壁が多い事から非常に難易度が高い計画を実行したと言える。だが結果的にはターゲット全員死亡させる事に成功しているので、言ってしまえば金田一の敗北と言ってもいい

残念なのはこの後、これほどの強犯人はなかなか現れなかった事であろうか。

さて、六星は先述通り作中ではどちらかというと異常殺人鬼の扱いだ。しかし計画の為に近付いた若葉の事は本気で愛していた。
そもそもこの若葉自体共犯で、彼女も六星を(本当は小田切進でなく六星竜一というのは薄々勘づいていただろう)本気で愛していたため、トリックの為に一人殺害している(形的には六星の殺人教唆という事になる)。どちらかというと彼女がまったく責められない事の方がおかしく感じるような…。まぁ死後に語られたから仕方ないのかもしれないが。
若葉死亡後に彼が部屋で一人泣く場面は演技でもない本当の涙であり、犯人発覚後ではあるがお互い愛していた事が分かる。愛していたうえに自分と一緒になりたいがために殺人までおかした恋人を、トリックのため殺すしかなかった六星は私的な意見ではあるがこの時には自殺する事を考えていたのではないかと思う。

六星は若葉も含めて遺体をどこかしら欠損させている。後に明かされるが若葉の場合は首を切断しているのだが、若葉にだけはちゃんとした墓をつくって弔っていたという(怨みもあるからか、他の遺体はゴミのように扱ってあった)。彼も本当はその墓に入りたかったのだろうが、念入りにガソリンまで用意して大麻畑を燃やしつくそうと考えていた事から、自身は大麻畑と共に燃えるつもりだったのではなかろうか。

前述したクライマックス的な流れに、六星竜一と若葉の悲恋と殺人マシンである彼が涙を流す展開は読者に何とも言い難い「熱さ」を感じさせる事に成功している。
最終的にわりとあっさり死んでしまう彼だが、流れがあまりに完璧なため、彼がストーリーから退場する際には不思議な虚無感を感じられるだろう。こういった要素も名悪役に必要な要素ではないかと思う。

出典:金田一少年の事件簿

なぜ、あっさりと判明したのか?そして、詩織はどう稼いでいたのか?

ここまでは六星竜一についてのあらすじや、キャラクターについてダラダラと書いてきたが、ここからは彼についていくつか疑問点があるので書いていく。

無粋なツッコミではあるが、そもそも戸籍のない母親が産んだ彼の名前、竜一があっさり判明したのはなぜなのだろう?
金田一は事件中に六星に疑いをもった。それは彼が若葉を退学に追い込み、故郷にて無理矢理許嫁である連城と結婚させられる事になった原因である六星と若葉の密会の写真だ。それにより小田切進が本当は偽物なのではないかと疑い、秘密裏に調査を開始する。
だがそれは金田一が六角村に訪れてから疑念を抱いたので事件中に村から本庁の剣持警部に頼んで調べさせたわけだが、そう考えるとかなりの短期間で六星竜一について調べ上げた事になる。金田一のいう「小田切進の縁者に聞いたが誰も六星竜一の顔は知らなかった」というくらいならまだわかるが、はたしてそうあっさりと六星竜一の名前や素性について調べ上げる事は可能なのだろうか?

先述したように六星詩織には戸籍がない(死んだ事になっている)ので、竜一という名前まで存在しているというのは些か疑問を感じる。

また、なぜ六星はあれほど優秀なのかというのも疑問を感じるところだ。
散々述べてきたように、彼は警察官二人をあっさり返り討ちにしている。しかも刃物だけでなく銃の扱いにまで長けており(風祭の家に飾ってあった猟銃に普通に弾が入っていたのは、六星が前もって仕込んでいたのではないか?という説がある)、トリックの為に利用した若葉は手際よく絞殺している。

息子を復讐鬼にするために詩織が鍛えたという事だが、元々ただの村娘である詩織がなぜ息子をここまで鍛え上げられたのだろう?
詩織は竜一を完璧な殺人マシンに仕立てるため、最後には自分を殺させている。まるで北斗の拳に出てくる某流派の伝承試験のようである。一体、彼女は何者なのだろうか。

六星竜一は高校教師を殺し、その高校教師に成り代わっている。作中においてはどの教科を担当していたのかは明かされていないが、ドラマ版(欠番になっているが。ちなみに六星の名前も神崎になっている)においては英語を担当していた。
彼は義務教育すら受けていない可能性があるが、英語を生徒達に教えられる程の教養も備えていた事になる。ついでに狙った女子高生を本気で自分を愛するように口説き落とした凄まじいスキルも持ち合わせている。はっきり言って天才肌すぎるのだ。正直、まともな人生さえ歩めれば・・・・・と思うと悔しさすら感じる。

ここからは個人的見解になるが、六星詩織は裏の人間と何らかのつながりがあったのではないだろうか?

そもそも六角村の領主達は不法な大麻の栽培で私服を肥やしていた。それはおそらく教会の一家も同じだろう。そうなると裏の人間、闇の人間と何らかの黒い繋がりがあったとしてもおかしくはない。他の村人に隠しているので栽培や販売が可能となる「大麻取扱免許」もおそらくないだろう。となると、どうやって栽培した大麻を売り捌けるのか?
これは裏の社会の人間や、黒い外国グループの人間と何らかの関係があったと仮定すると違和感はない。

おそらく詩織はそういった裏社会の人間とも面識があり、27年前に自身だけ生存した後にツテを頼ってどうにか生きていけたのではないだろうか。
そして六星も言った「戸籍上死んだ事になっていた母さんは真っ当な仕事にも就けず」という台詞から、裏社会繋がりの仕事で食いつないでいったのではなかろうか。無論、あくまで推測の域を脱する事は出来ない。
だが、竜一が完璧な殺人術を身につけているのも、近くに裏社会の人間がいたという風に考えれば納得出来なくもない。

考えてみれば、六星はこの事件において様々な道具を使用している。殺人、切断の為の様々な刃物の類は勿論、六角村に行くのとトリックの為に使用したウインチ装備の車延長コード。そもそも若葉を退学させるために使用したリモコン操作が可能なカメラ
回想を読む限り事件時より若い段階で母親を殺していると思うので、六星はその後1人で生きていく事になった筈。つまり自分で稼ぐ必要が出てきたのだ。にも関わらず上述の殺人グッズを用意しているという事は、詩織の死後は六星が跡を継いで様々な裏社会の仕事をこなしていったのではないかと予想出来る。
また、六星は詩織殺害後について「あれから俺は何人殺しても何も感じなかった」と語っており、事件以前にも殺人を犯していたのではないかと思えるのだ。

ちょっと変わった考察になるが、後に金田一が遭遇する「異人館ホテル殺人事件」において麻薬の売人である赤ひげのサンタクロースが登場する(本物は事件前に死んでいるが)。異人館という名前、麻薬が登場するという事、金田一に近しい人間が死亡する展開、事件後の後味の悪さ等共通点がいくつかある事もあり、この赤ひげのサンタクロースは詩織と繋がりがあった裏社会の人間と関連する人物なのではないかと私は思う。

六星親子と赤ひげのサンタクロースに面識や繋がりがあるかは定かではないが、どこかでお互いの存在をチラッと知っていても不思議ではないのではないだろうか?

やはり優れた悪役というのは、読者に考察の余地を与えてくれるものなのである。

出典:金田一少年の事件簿

【六星竜一の名言集】

「ぼ・・・・・僕には結婚してしまう彼女を引き止める力はない。で、でも一目会いたくて・・・・・」
↑まだ小田切進を演じてる時の台詞。殺人どころか格闘技すら出来なさそうな気弱さは完璧な演技力あってこそだろう。
ちなみに金田一は公式ガイドブックにて「オレは教師ってのは嫌いだが小田切は嫌いじゃなかった」と発言しており、非常に優しい人物を演じていた事がわかる。

「こ、これ以上若葉を傷つけないでくれ!そんな事はもうたくさんだ!俺は・・・・・俺は・・・・・」
↑若葉が殺された(正確には六星が殺したのだが)翌日、死体を司法解剖するという俵田刑事に対して。よく見ると小田切進を演じてる時の彼は一人称が僕なのに、この時は本来の一人称である俺になっている。おそらく、この台詞は彼の本心なのだろう。

「母さんはこの日のために様々な殺人術を俺に仕込んだ。そしてあの日・・・・・最後の仕上げに俺に自分を殺させたんだ」
↑自分の母を自分で殺した事を語る六星。徐々に瞳孔の開きと狂気の表情が増加していく。
それにしても六星の母親は教会で普通に暮らしてたと思うのだが、殺人術なんて教えられたのだろうか・・・・・
やはり、裏社会の人間と何らかのつながりが?とつい邪推してしまう。

「あれから俺は何人殺しても何も感じなかったよ!!そう・・・・・『あの日』から俺は殺人マシンになったんだ」
「人の心を持たない怪物七人目のミイラにな・・・・・!!」
↑自分の母親を母親の指示通り殺した事を語りながら。この台詞からすると、事件前に余罪がある可能性もある。
しかし、後の展開を考えると、この台詞はやはり彼が自分に凄まじい暗示をかけていたのではないかと思えてならない。

「そうさ、人殺しなんてハエやゴキブリを殺すのと同じさ。ちょいとナイフをひねりゃあっという間だ」
↑彼にとっては殺人は害虫駆除と同じ。だがこの台詞は個人的には人間の感情を押し殺している感じがする。
母親が死んだあとは、彼自身が彼に洗脳を施していたのではないだろうか?

「それから風祭サンよ。母さんがあんただけは殺すなと言ってたから一応見逃してやるぜ」
↑六星が単なる快楽殺人者ではない事が垣間見える台詞。詩織は息子である竜一に父親である風祭を殺させたくなかったのか、やはり愛し続けていたのか。それとも逆に、愛憎渦巻いていたからこそ苦しめる為にあえて生かそうとしたのか。
真実は分からない。

「まぁとりあえず・・・・・死ねよ」
↑犯人バレしたにも関わらず、警察官相手に優位に暴れた挙句、探偵の前で堂々と最後のターゲットを射殺。後にも先にもこんな犯人はいない。

「自分が殺されるとも知らずにバカな女だ。妙なTVドラマの見すぎじゃねぇか?」
↑人質になって連れ去られた美雪に若葉をそそのかしたのかと問われた際の返答。筆者は真田広之主演の「高校教師」の事かと思ったのだが、どうやら「高校教師」は本作の後らしい。

「お前は用済みだ。ジャマするなら死んでもらうぜ!」
↑いきなり木の棒で襲いかかってきた美雪に対して。考えてみればそもそも六星にはもう美雪を生かしてそのまま連れている必要はない場面である。何だかんだで最初から適当に殺したりしない辺り、無関係な人間を無闇に殺さないという事だろう。
やはり彼も人間なのだ。

「バカな女さ・・・・・騙されてるとも知らず、この俺を本気で愛してたんだからな・・・・・
本気で・・・・・命懸けで・・・・・こんなろくでもない男をよ・・・・・」

↑若葉の想いは伝わらなかったのかと怒る金田一に対して。笑みを浮かべながらも涙を流す様は金田一達をも戸惑わせた。

「嘘だ・・・・・う・・・・・」
↑風祭に撃たれ、実は父親だったと知らされ死んでゆく時の台詞。母に殺人マシンとして生きていくように洗脳され、最後には父に射殺される・・・・・彼は自分の人生も歩めぬまま悲しい最期を迎えた。

出典:金田一少年の事件簿
見える…!私にも他の記事が見えるぞ!!